「マルマサ製菓」足立区扇にある菓子製造の会社【ダチアダチ dachi.47】

ダチアダチ

ダチアダチ」は、足立区とその周辺地域を拠点とする企業や団体などの「ガチアダチ」の中で、トネリライナーノーツが応援している“ダチ(友だち)”を紹介する企画です。

足立区扇にある菓子製造の会社「マルマサ製菓」3代目の原郁惠さん
足立区扇にある菓子製造の会社「マルマサ製菓」3代目の原郁惠さん

dachi.47では、足立区扇にある菓子製造の会社「マルマサ製菓」を紹介します。

マルマサ製菓

「マルマサ製菓」は、 足立区扇にある菓子製造会社で、和風寄りの味が特徴のゴフレットや、ようかん巻き、クッキーなどを中心に製造しています。

「マルマサ製菓」のゴフレット
「マルマサ製菓」のゴフレット

昔ながらの機械や手作業を活かし変わらぬ味を守りながら、近年ではOEMやコラボ商品の開発、海外の展示会出店などにも取り組んでいます。

「マルマサ製菓」の工場内の製造機の一部
「マルマサ製菓」の工場内の製造機の一部

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「マルマサ製菓」のストーリー

「マルマサ製菓」に関する質問に、3代目の原郁惠さんが回答します。

「マルマサ製菓」3代目の原郁惠さん(撮影:2022年11月)
「マルマサ製菓」3代目の原郁惠さん(撮影:2022年11月)

――どんな想いから「マルマサ製菓」が始まりましたか?

原さん 戦後まもなく、私の祖父と祖母が一緒に静岡県の長岡から上京して、すでに足立区でお菓子屋を営んでいた祖父の兄の手伝いをするところから始まりました。おそらく、家族のために仕事で一旗あげようという想いがあったのだと思います。その想いをキッカケにして、1950年に「マルマサ製菓」が誕生しました。

――「マルマサ製菓」が大切にしている事はありますか?

原さん 人に喜ばれるお菓子を作ることを通して、人と人、人と地域を繋いでいきたいと考えています。お菓子の小さな工場ですが、お菓子を買ってくださるお客様、働いてくれるスタッフ、そして、私たちを受け入れてくれる地域の方々によって、1950年の創業以来、今日までお菓子作りを続けてくることができました。その感謝を忘れずに、お菓子でよろこびを生み出すことを大切にしています。

生地を製造する様子
生地を製造する様子

――どんな仲間と「マルマサ製菓」の活動を行っていますか?

原さん 現在は、私の父と母、そして、近くに住んでいる2人のパートさんが働いています。20代から75歳まで、幅広い年齢層のメンバーが、家族のように明るく楽しく、一生懸命お菓子作りに取り組んでいます。

――どんな人と繋がると「マルマサ製菓」の活動が前進しますか?

原さん 「お菓子を通して、よろこびを生んでいきたい」という私たちの想いに共感してくださる方と繋がっていきたいです。

具体的には、丁寧なものづくりを大切にされている方やお店や企業、地域との関係を大切にされている方、日本の伝統やストーリーを大切にしてくださる海外のお客様と一緒に会社を大きくしていけたら嬉しいです。想いのある繋がりを1つずつ丁寧に育てていきたいと考えています。

作業をする「マルマサ製菓」3代目の原さん
作業をする「マルマサ製菓」3代目の原さん

――「マルマサ製菓」のこれまでの実績があれば教えてもらえますか?

原さん 1950年の創業以来、東京足立区のこの地で70年以上、お菓子作りを続けてきました。ゴフレットやようかん巻き、クッキーなどを中心に、昔ながらの機械や手作業を活かし、変わらぬ味を守りながら、近年ではOEMやコラボ商品の開発にも取り組んでいます。

最近では、大学のノベルティ、洋服のデザイナーとコラボしたノベルティ、八丈島や奄美大島、伊豆など各地のお土産、海外(香港など)での展示会にも出展して、日本のお菓子の魅力を発信しました。小さな工場だからこそできる柔軟さと対応力を活かしながら、丁寧な製造と誠実な対応を心がけています。

――「マルマサ製菓」を今後どのようにしていきたいですか?

原さん 私の家族や従業員さんが今まで繋いできたお菓子で、今後もより多くの方にお菓子で笑顔になっていただきたいと思っています。海外のお客様にも、日本のお菓子のすばらしさを届けたいです。まずは目の前のお客様に喜んでもらうことを大切にしながら、次の世代にも引き継げるように、1日1日を大切にしてお菓子を作り続けます。

「マルマサ製菓」のプロフィール

「マルマサ製菓」のプロフィールは、以下の通りです。

マルマサ製菓
ホームページ
https://www.marumasa-seika.com/

住所
足立区扇2丁目13-14