「Chance For All」足立区を拠点とする特定非営利活動法人 【ダチアダチ dachi.15】

ダチアダチ

ダチアダチ」は、足立区・荒川区の物語を届けるメディア「トネリライナーノーツ」が応援する企業や団体を紹介する企画です。

特定非営利活動法人「Chance For All」スタッフのみなさん
特定非営利活動法人「Chance For All」スタッフのみなさん

dachi.15では、足立区を拠点に活動する特定非営利活動法人「Chance For All(CFA)」を紹介します。

Chance For All

「Chance For All(CFA)」は、「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもがしあわせに生きていける社会の実現」を目指して、子どもたちのための放課後の居場所作りを行っています。

「Chance For All(CFA)」の入口
「Chance For All」の入口

足立区と墨田区に学童保育施設「CFAKids」を8ヶ所と、足立区関原でフリースペース付きの居場所となる駄菓子屋「irodori」を運営する他、千葉大学などと共同実施で子どもの遊び場作りを行っています。

スタッフの朝礼の様子
スタッフの朝礼の様子

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「Chance For All」のストーリー

「Chance For All」に関する質問に、コミュニケーション部の菊池香歩さんが回答します。

「Chance For All」の菊池香歩さん
「Chance For All」コミュニケーション部の菊池香歩さん(撮影:2023年5月)

――どんな想いから「Chance For All」が始まりましたか?

菊池さん 代表の中山が厳しい家庭環境で育ち、大学で教育について学ぶ中でより厳しい環境で育つ子が多いことに気づき、学生時代に学童保育や特別支援学校等でボランティアに参加。こどもや家庭の自己責任とする社会のあり方に疑問を持ち、「CFA」を立ち上げました。現在は、足立区・墨田区で計8カ所の学童保育所を運営。学生が運営する駄菓子屋を足立区で1カ所、墨田区では、こどもたちが自由にあそべる居場所を運営しています。

CFAの理念は「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもがしあわせに生きていける社会の実現」
CFAの理念は「生まれ育った家庭や環境に関わらず、だれもがしあわせに生きていける社会の実現」

――「Chance For All」が大切にしている事はありますか?

菊池さん 「CFA」には「生まれ育った家庭や環境にかかわらず、だれもがしあわせに生きていける社会の実現」という理念があります。人は、生まれて育った家庭や環境に、その後の人生が左右されてしまいます。しかし、どんな境遇だったとしても、こどもたちが今も将来にわたってもしあわせに生きていけるように、そして、1人ひとりが自分の人生を自分の力でしあわせに生きていってほしい、ということを大切に活動しています。

――どんな仲間と「Chance For All」の活動を行っていますか?

菊池さん 学童保育「CFAKids」を運営しているリーダー(職員)は、ユニークな仲間たちがたくさんいます!こどもたちの「やりたい!」を一緒に実現したり、1人ひとりの成長に寄り添いながら見守るなど、それぞれの個性を活かして、日々こどもたちと生活をしています。「CFAKids」のボランティア、駄菓子屋「irodori」、メディアチームなど100人を超える学生チームのメンバーも、個性あふれる仲間たちがたくさん。学生たちも、「こどもたちにとって何がよいか?」を考え、イベントを企画し作りあげています。

スタッフ同士が話す様子
スタッフ同士が話す様子

――どんな人と繋がると「Chance For All」の活動が前進しますか?

菊池さん 足立区・墨田区に住んでいる地域のみなさんだけでなく、将来こどもと関わる仕事に就きたい学生、こどもたちのために何か活動したいと思っている方や企業の方々とも出会い、より多くの人たちとともに、こどもたちが、そしてだれでもが幸せに生きていける社会を作っていきたいと考えます。

――「Chance For All」のこれまでの実績があれば教えてもらえますか?

菊池さん 2013年、4人のこどもたちから始まった学童保育CFAKidsは、こどもと保護者に寄り添う保育が口コミで広がり、今では8ヶ所を運営。毎日300人のこどもたちの居場所となっています。 また、CFA学生チームが「こどもたちが自分の意思で来ることのできる第三の場所」として運営する駄菓子屋「irodori」は年間1万5千人のこどもたちが訪れてくれています。他にも夏祭りをやったり遊び場を運営したりなど、「CFA」のボランティアは学生や社会人も含めると年間3,000人以上の方が活動してくれています。

みんなで「CFA」の"C"のポーズ
みんなで「CFA」の”C”のポーズ

――「Chance For All」を今後どのようにしていきたいですか?

菊池さん 少子化、いじめ、不登校、自死・・・豊かになったはずの日本でなぜこんなにも、こどもたちが苦しんでいるのか。学校教育はこの30年ほとんど変わっていません。変わったのは放課後の時間のあり方です。こどもたちが放課後に経験する豊かな遊びの時間、主体的に活動できる空間、共に楽しむ仲間。この「三間」を取り戻す必要があります。こどもたちがしあわせに生きていくために、より多くの方と協力しながら、活動を展開していきたいです。

「Chance for All」のプロフィール

「Chance For All」のプロフィールは、以下の通りです。

ホームページ
https://www.chance-for-all.org/

住所(本部)
足立区関原3-15-4