人と自然、調和した世界で見つける新たな自分 小笠原愛さん「東東京のしなやかな女性7」

大学生フォトグラファーとして活動する山本陸さんが、東東京地域で頑張る「女性」を紹介する企画「新型コロナに負けない!地域のしなやかな女性たち」の第7回。
今回は、海ではイルカと森ではジャングルと触れ合うなど世界を舞台に様々な体験を提供する、ちきゅうの学校生徒会長、小笠原愛さんにインタビュー。
(取材日:2020年6月1日)

zoomを使ってインタビュー

今回取材するのは、日暮里舎人ライナーのユーザーで、ちきゅうの学校生徒会長、小笠原愛さん(以下、愛さん)。私は、今回の取材で愛さんと初めてお話をした。美人で活発な印象を受け、その印象通りの明るい雰囲気で取材ができた。

ちきゅうの学校とは、自然を訪れ、普段の生活では出来ない体験を通して、新しい自分に出会うことができるというもの。体験クラスは大きく畑、森、海、都の4つに分かれていて、愛さんは生徒会長兼、海・都クラスの担当として活動している。

しかし、新型コロナウイルスの影響で、ちきゅうの学校は活動自粛を強いられている。予定していた体験が全て白紙になってしまったのだ。愛さんは、この状況をどう受け止め、これからどのように活動を続けて発信していくのだろうか。

ちきゅうの学校の活動

ちきゅうの学校では、「ちきゅうと遊んで、生きるを学ぶ」をコンセプトに、命を感じる遊び体験を提供している。人や自然、動物と調和し、その中で参加者は自分の気持ちに従う時間を通して「自分らしさ」のヒントを見つける活動がメインだ。

2019年12月に開校イベントを開催したちきゅうの学校。会場である、千葉県印西市の「はる農園」には、1歳から60代まで40人ほどが集まった。野菜を収穫し、火を起こしをして、竹でお米を炊き、ご飯を作り、畑で命の循環を感じられるような体験を提供した。また、森の中で大きなキャンバスに絵を描いたり、落ち葉でアートを作ったりと自然を感じられる体験も。

他にも、ハワイ島でのリトリートツアーも企画していた。リトリートとは、普段の生活や目まぐるしく流れる日々から一旦離れ、自分だけの時間を持ちリラックスすることだ。参加者は、森クラスと海クラスに分かれ活動する。森クラスでは、壁がない宿で過ごすジャングルステイで自分と自然とのつながりを感じるままに時間を過ごす。海クラスではイルカと泳ぐこともできるそうだ。 ハワイを自由に散策し自分自身の気持ちに正直に従い、自分らしさを見つける体験ができる。

さらに、都内の公立中学校で講演会をしたり、インターネットテレビに出演をしたりと活動の幅は多岐にわたる。

自粛期間中にちきゅうの学校ができること

新型コロナウイルス蔓延防止のため3月から活動自粛を強いられてしまったちきゅうの学校。しかし、愛さんはこの自粛期間に落ち込むのではなく、新たな挑戦をする時間にあてた。

そのため、ちきゅうの学校では、別の形で行える2つの取り組みを始めた。

ひとつ目は、お家にいながら海や森が体験できる、オンライン体験講座の開催。4月から行われているこの講座は、海と森の旬の食材を、愛さんとつながりがある生産者から参加者へ直送する。海や森の解説を聞きながら旬を食べる、美味しく学びがあるカリキュラムだ。

4月のオンライン体験講座は、海から「かわはぎ2尾」と「しらす1パック」、森から「タケノコの水煮」と「山椒の醤油漬け」を参加者へ送った。生産者の話を聞きながら意識的に食べることで、普段とは違った味わいになるとか。

ふたつ目は「ちきゅうの給食」の無料配信。ちきゅうの給食とは、日本だけでなく世界の友人たちとご飯を食べながら語り合う、YouTube Liveで配信されるコンテンツだ。1人で家にいることがしんどくなった自粛期間だが、日本だけでなく世界中の人とつながることができる。新型コロナウイルスでの影響で世界中が「stay home」という共通体験をしていることを伝えたいという思いから、ちきゅうの給食を始めた。

第1弾がフランスから始まり、ニューヨーク、イギリス、ハワイなど友人とご飯を食べ語り合った。YouTube Live配信のアーカイブからいつでも楽しめるコンテンツになっている。

ちきゅうの学校の想い

愛さんはちきゅうの学校を通し、様々な体験を届けてきた。これらの活動で愛さんは、人と自然、都会と田舎、人と人との「調和が取れた世界」を目指しているという。調和が取れた世界というのは、人々が互いに認め合い、自ずと成長できる世界のこと。それこそが、ちきゅうの学校による体験を提供するということにつながっている。

愛さんは、2009年から何度もハワイに通っていた。そこでハワイのライフスタイルに惹かれ、知り合いができ自分に適した環境だと感じ、自分に合った場所に居たいと強く思い始める。それは、東京に生まれ育った愛さんにとって自然との調和が取れた瞬間だった。

「自分が無理をしないでも生きられるし、成長できる世界がどこかにある。ちきゅうの学校での体験を通してその世界を見つけてほしい」と愛さんは語った。

ちきゅうの学校
ホームページ
https://www.schoolofearth.jp/
Instagram
https://www.instagram.com/chikyunogakko/
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCW4rES7l9eZtzzbLtUHR2gw

「新型コロナに負けない!地域のしなやかな女性たち」取材者の山本陸
「新型コロナに負けない!地域のしなやかな女性たち」取材者の山本陸

文=山本陸(「トネリライナーノーツ」サポーターズ)
Instagram
@ganometherapics
note
https://note.com/ganome_riku
トネリライナーノーツ記事
https://tonerilinernotes.com/tag/riku/

Share this: