「トミテック」足立区六町にある金属プレス加工の会社【ダチアダチdachi.42】

ダチアダチ

ダチアダチ」は、足立区とその周辺地域を拠点とする企業や団体などの「ガチアダチ」の中で、トネリライナーノーツが応援している“ダチ(友だち)”を紹介する企画です。

「トミテック」代表取締役社長の尾頭美恵子さん(左)、専務取締役の尾頭孝幸さん(中央)、経理事務の尾頭里美さん(右)
「トミテック」代表取締役社長の尾頭美恵子さん(左)、専務取締役の尾頭孝幸さん(中央)、経理事務の尾頭里美さん(右)

dachi.42では、足立区六町にある金属プレス加工の株式会社「トミテック」を紹介します。

トミテック

「トミテック」は、足立区六町にある金属プレス加工を主とする事業の会社で、足立区が優れた製品・技術の区内産業を認定する「足立ブランド」に認定されています。

金属加工の様子
金属加工の様子

精密を要する薄板バネ・精密プレス・金型製造・部品の組み立てなどを社内で一貫して行っていて、それらの金属プレス加工部品は、医療機器・宇宙開発・海洋科学・自然科学などの他、あらゆる用途で利用されています。​

工場内の様子

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「トミテック」のストーリー

「トミテック」に関する質問に、専務取締役の尾頭孝幸さんが回答します。

「トミテック」の専務取締役の尾頭孝幸さん(撮影:2023年10月)

――どんな想いから「トミテック」が始まりましたか?

尾頭さん 1959年4月に、祖父の富岡正一が金型職人から独立して、1967年12月に法人化しました。当時は白物と言われる家電・自動車部品を主力に、金属プレス部品を製造していました。1974年に創業者の祖父が死去して祖母が会社を引き継ぐと、1991年に本社工場を足立区六町に移して、プレス機や金型製作機械などを多数導入した結果、一部品に月間700万個と大量生産時代に突入しました。

1999年に父の尾頭三喜生が代表取締役社長に就任すると、父の営業力のおかげで従業員が50人を超えましたが、バブル崩壊やリーマン・ショックや東日本大震災もあり、何度も会社の危機を経験しました。

2017年に母の尾頭美恵子が代表取締役社長となり、右肩上がりに景気が良くなっている中、2020年のコロナパンデミックや幾多の困難を母と二人三脚で乗り越えてきて、今の「トミテック」があります。

金属加工の様子
金属加工の様子

――「トミテック」が大切にしている事はありますか?

尾頭さん 「トミテック」は今年で創業66年になりますが、祖父の創業の精神は「人」と「愛」と「技術」を大切にする会社であり、今もその精神は受け継がれ続けています。

――どんな仲間と「トミテック」の活動を行っていますか?

尾頭さん 私たちの会社は1つのチームで、チーム全員で「ものづくり」をしています。チームの喜びは、個人の喜びでもあります。逆に、個人の幸せはチームの幸せでもあります。互いを大切にし、尊重する仲間たちと、日々の活動をしています。

それには、私たちだけでなく、地域の協力や社会への貢献がとても重要になります。「トミテック」で働いているスタッフは、私の地元の足立区に住んでいるスタッフが7割以上です。 地元で育ち、地元に恩返しをする。ものづくりを通して、そんな活動をしています。

工場内の様子とスタッフ
工場内の様子とスタッフ

――どんな人と繋がると「トミテック」の活動が前進しますか?

尾頭さん “地域活性化”はとても重要なテーマです。足立区に住むスタッフが多い「トミテック」では、地元に貢献や恩返しをする機会について常に考えて行動をしています。地域活性化の各種イベントなどにも積極的に参加しています。

そこで同じ想いで活動されている方々と繋がれるのは、とても幸せなことです。

尾頭さんが作業する様子
尾頭さんが作業する様子

――「トミテック」のこれまでの実績があれば教えてもらえますか?

尾頭さん 毎年春に足立区で行われるイベント「舎人公園千本桜まつり」では、ワークショップを行っています。毎年夏休みに足立区が主催する「夏休みものづくり体験」や「あだちものづくりワークショップ」なども開催しており、地域の子どもたちにものづくりの楽しさを伝えています。

――「トミテック」を今後どのようにしていきたいですか?

尾頭さん これからも創業の精神である「人」・「愛」・「技術」を大切に、ものづくりを通して社会に貢献して、地域を盛り上げていける100年チームを目指します。

「トミテック」のプロフィール

「トミテック」のプロフィールは、以下の通りです。

トミテック
ホームページ
https://www.tomitech.co.jp/