「ダチアダチ」は、足立区・荒川区の物語を届けるメディア「トネリライナーノーツ」が応援する企業や団体を紹介する企画です。
dachi.13では、八王子市を拠点とするデザインチーム「想造楽工」を紹介します。
想造楽工
「想造楽工」は、障害の壁を超えて、誰もが「好きなことを仕事にする喜び」や「他者と協働する楽しさ」を目指せる世の中をつくることをビジョンに掲げ、 福祉作業施設に通う利用者の方とものづくりをするデザインチームです。
「株式会社ニューモア」の事業の1つで、枠に捉われない豊かな世界観を商業デザインと組み合わせ、新たな価値と仕事の創出を目指しています。
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「想造楽工」のストーリー
「想造楽工」に関する質問に、主宰のYORIKOさんが回答します。
――どんな想いから「想造楽工」が始まりましたか?
YORIKOさん 障害のある人々の豊かな絵の世界観に触れ、一緒に仕事がしたい!という想いから、依頼ができる仕組みを考え「想造楽工」が始まりました。
――「想造楽工」が大切にしている事はありますか?
YORIKOさん 1つ目は「デザインチーム」であること。自己表現が先んじるのではなく、ご依頼主の方々のためにものづくりをする仕事人チームだということが大事なアイデンティティです。
2つ目は、「この人だからこそできる仕事をつくる」こと。単に難易度を下げて「この人にでもできる仕事」を依頼するのではなく、それぞれの持ち味を合わせ他者と協働する喜びを生む仕事をつくりたいと思っています。
3つ目は、「対等」であること。上からではなく、下からでもなく、同じ目線でビジネスパートナーとして一緒にものづくりをすることを心がけています。
――どんな仲間と「想造楽工」の活動を行っていますか?
YORIKOさん 絵の制作側としては、就労継続支援B型事業所等の福祉施設さんと提携して活動を行っています。そこの利用者の方々に「イラストレーター」として原画を制作してもらい、弊社側のデザインチームでアレンジを加え完成させます。
――どんな人と繋がると「想造楽工」の活動が前進しますか?
YORIKOさん グラフィックデザインを制作するチームなので、どんな職種の方もクライアントさんとして対象になり得る、幸せな仕事です。ゆるくてかわいいイラスト・デザインを気に入っていただける、あたたかな方々と繋がれると活動が前に前に進んでいきます。
――「想造楽工」のこれまでの実績があれば教えてもらえますか?
YORIKOさん 2020年10月に誕生して以来、120件を超える受注制作、100アイテムを超えるプロダクトを生み出してきました。パートナーの福祉施設は全国で7ヶ所あり、所属イラストレーターの方々の数を数えたら200人以上となります。
――「想造楽工」を今後どのようにしていきたいですか?
YORIKOさん あたたかな方々とたくさん繋がり、良い仕事をどんどん生み出していきたいです。 また、関わる福祉施設さん、協働パートナーの面々にきちんとお支払いをできる体制を作りたいです。
他にも、協働する福祉施設さんに一般の方々を招き、一緒にものづくりをする機会を考案中です。お互いに学びがあり、境界線を薄くする試みを小さな規模でもひとつひとつ、実現していきたいです。
「想造楽工」のプロフィール
「想造楽工」のプロフィールは、以下の通りです。
ホームページ
https://sozogakko.com/
オンラインショップ
https://sozogakko-store.com/