足立区東伊興にあるおにぎり屋「にぎりむすび」に関わる女性たち「にぎり娘」が、地域で活動している方の拠点にお邪魔して、その方との対談で物語を紐解く連載が「にぎり娘が行く!」です。
第4回のゲストは足立区西新井の有機農作物・有機加工食品・自然食品・石鹸や雑貨などを取り扱う小売店「はる菜」店主の増田浩一さん。対談ホストは「コミュニティKoen」代表で「にぎり娘」の山本亜紀子さんが、司会はトネリライナーノーツ編集長の大島俊映が務めます。
(対談日:2021年2月13日)
増田浩一さん(以下、増田さん)は、足立区西新井にある小売店「はる菜」の店主です。「はる菜」では、有機農作物や自然食品など、増田さん自身が厳選した身体に良い物を売っています。「はる菜」にお邪魔して、店内の一角で、にぎり娘の山本亜紀子さん(以下、山本さん)が、増田さんにお話を伺いました。
「はる菜」さんにある物は、何を手にとっても安全で、悩む必要がない(山本さん)
――2人のご縁のキッカケは何だったのですか?
山本さん 最初はお客として「はる菜」さんに行っていましたけど、特に挨拶をするような関係ではなかったんです。その後、コミュニティKoenで発行しているフリーペーパー『KoenLetter』を置いてくれる場所を探し始めてから、今のような交流が生まれましたね。
増田さん 山本さんがFacebookのグループにその事を投稿されていて、私はそれを見た時点では誰なのかは分かっていなかったんです。けれど、竹ノ塚近辺で活動されていると書いてあって、西新井でも良いですか?とコメントしたのを覚えています。それで、山本さんが『KoenLetter』を実際に持ってきてくれたら、「あぁ!」となって(笑)
山本さん 「はる菜」さんと出会うまでは、子どもに安全な物を食べさせたいとは思っていたけど、色々と気にし過ぎていたら、疲れてしまって。そんなタイミングで、それこそFacebookを見て、こちらを知りました。実際に来てみたら、「はる菜」さんにある物は、何を手にとっても安全で、悩む必要がないのを感じています。それ以来、ちょこちょこと買い物をさせていただいている感じです。
――どのような基準で、「はる菜」で売る物を選んでいるのですか?
増田さん いやー、なんだろう。昔から当たり前にやっているから、説明が難しいな(笑)例えば、調味料で言うと、昔ながらの作り方という表現で合っているかは分からないですけど、元々あるような作り方の物を選んでいます。
山本さん 醤油とかを選ぶ時に、増田さんは相談に乗ってくれるんです。「こういう風に書いてある物を選べば安全だよ」みたいに、全部教えていただけます。
増田さん それは、そうですね。こっちの方が良いかな、とかをアドバイスしています。
――「はる菜」をやろうと思ったキッカケはありますか?
増田さん 「はる菜」の開店は1997年なのですが、こういうお店を自分自身が必要としていたけれど、足立区にはなかったからですね。それまでは飲食店関係の仕事をずっとやっていましたが、元々アトピーだったのと、激務のせいで、身体の調子が悪くなってしまって。その頃に、食べ物の勉強をして、口の中に入れるのをきちんと作られている物に変えていったら、身体が整っていきました。ただ、当時はきちんと作られている物を買えるお店が身近になくて、それで、最初は五反野にお店を開いたんです。
山本さん 最初は、五反野だったんですか。知らなかった。
淡々と続けていくのが大切(増田さん)
増田さん 2006年ぐらいに、元々の地元でもある今のお店の場所に引っ越してきました。地域に根付いているというか、知ってもらってはいると思います。来てくれるかは別の話ですけど(笑)
山本さん 「コミュニティKoen」は、地域の子どもたちやお母さんたちを繋ぐ場として考えていて、大勢ではなく、手に届く範囲でのご縁を大切にしているのですが、「はる菜」さんも近い考えなのかなと感じています。
増田さん そうですね。こういうお店なので、色々な出来事があっても、いつも必要とされる訳ではないかもしれないけれど、淡々と続けていくのが大切だと思っています。
山本さん 分かります。買い物をする場所って、お店の人に会いに行こうとか、ちょっと喋りたいなとか、そういうのもあるから。
増田さん お店を長くやっていると、例えば、最初はカップル2人で来てくれたお客さんが、しばらくして来た時にはその女性の方のおなかが大きくなっていて、やがてその女性が連れているのが赤ちゃんから幼児になり、という事があります。それで、『はじめてのおつかい』ではないですけど、その子どもが買い物に来てくれて、ママは外で様子を見ているみたいな。そういうのは、楽しいですね。
――山本さんが「にぎりむすび」というおにぎり屋をやる事はどう思われていますか?
増田さん おにぎりっていうのが良いですよね。
山本さん おにぎりだったら、どの年代の方も好きだし、毎日でも食べられる物だと思っているので。子どもやお母さんが集まる場になると思うので、手作りの物でと考えています。
増田さん なんか、そういう刺激を与えてくれるのがありがたいです。コマーシャルの一助として、小さいながらもご協力したいと思います。
――そろそろお時間になりました。山本さん、最後に恒例の質問をお願いします。
山本さん 好きなおにぎりの具はなんですか?
増田さん 1番好きなのは、鮭ですね。古い人間なので、しょっぱいやつ。血圧が上がりそうな(笑)
はる菜
住所
東京都足立区西新井4-31-16
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対談=山本亜紀子(トネリライナーノーツ サポーターズ)
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司会・編集=大島俊映(トネリライナーノーツ 編集長)
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